市民育成と社会科授業の課題 － 最近の学級・公共圏の変質にどう向き合うか －

서지정보

ㆍ발행기관 : 한국사회과수업학회 ㆍ수록지정보 : 사회과수업연구 / 3권 / 2호
ㆍ저자명 : 坂井俊樹

목차

Ⅰ. はじめに－学級という公共空間を揺るがす事態―
Ⅱ. 社会科教育がめざした市民性教育とは？
Ⅲ. 教室での「組み入れ」と「尊厳」(自尊感情)の実際
Ⅳ.「いかに授業を成立させるか」という問い - 千葉県公立高校教師浅尾弘子の実践 -
Ⅴ. まとめ
注

한국어 초록

日本の文部科学大臣の諮問を受けた中央教育審議会は、「アクティブ・ラーニング」の学校現場への導入を強く主張している。知識基盤社会での能動的な学力が求められているからである。当然、知識中心、暗記中心の社会科教育や歴史教育の問題性も指摘されている。しかし考えるべき点に次のことがある。今日の激しい新自由主義競争のもとで、学校や学級集団が、今までのような市民を育てる場としての「公共空間」ではなくなっている現実の存在である。本論文は、子ども達の家庭の経済的困窮や家庭状況の不安定さ、多文化家族化など、いわば子ども達の学校外での「私的領域」での問題が山積し、ときには生活破綻する状況があり、社会科としてこの問題をどのように考えるかをテーマとしている。学校や学級といった「公共空間」においても、私的で個人的な問題がたくさん持ち込まれ、「いじめ」や「不登校」などの形で顕在化する例も多い。その意味で、「公共空間」として学校や学級が変質し、改めてその再解釈が求められている。本論文の前半では、今日の学校・学級の「公共空間」に関して、理論的な問題と課題を整理し、後半では教育課題を抱える高校での具体的な歴史教育実践を取り上げ、分析、紹介する。以上を通じて、教育改革で求められる「アクティブ・ラーニング」を、今日の学校・学級の「公共空間」の変質と関連付けて分析し、一つのモデルとしての高校歴史教育の実践を紹介する。

영어 초록

Central Education Council has recently demanded that「Active-Learning」be introduced in schools.
The reason is that the active learning ability is in high need in the knowledge-based society. Of course,
the current social studies and history teaching curriculum is facing criticism as they impose too much
concentration on memorizing facts and knowledge. However, we need to recognize the real problem:
unlike the past, the schools and classes nowadays do not act as「common areas」that foster citizenship,
because of the highly competitive nature of today’s neo-liberalization. The private problems outside the
school are already piling up, including the poverty that children’s families are facing. And these outside
problems are tucking into the「common areas」of so-called schools and classes, realized as the
problems of「bullying」or「truancy」. For these reasons, the schools and classes can be said to be
degenerated in terms of「common areas」and they should be interpreted again. Thus, this study
analyzes「Active-Learning」in regards of the degeneration of「common areas」and investigates the
practice of history education in high schools as an alternative model.

참고 자료

없음